今、It’s a Penalty が熱い。 It’s a Penalty はメガスポーツイベントにおいてスポーツの力を活用して世界中の虐待、搾取、人身取引の防止を世界中に働きかけています。オリンピックチャンピオンのウサイン・ボルト氏、NFLプレイヤーのベンジャム・ワトソン氏、パラリンピックゴールドメダリストのエル・シモンズ氏などがアンバサダーとして貢献し、その中には、高橋尚子氏の積極的な関わりもあります。
人身取引とは、強制労働による労働搾取や暴力、詐欺、強制による性的搾取を意味し、現代の奴隷制とも言えます。
大人も子どもも、強制労働、性的搾取、家事労働、犯罪行為への強制など、さまざまな搾取形態により人身取引される可能性があります。
人身取引業者は、個人的な利益のために、多くの場合、多額の金儲けのために、または無料のサービスや労働力を得るために、被害者となる人たちを募集し、移送し、搾取します。
人身取引業者は、あらゆる社会的および経済的背景を持つ人々を標的としています。 「人身取引の標的にされる顔」を持っている人など誰もいません。 しかし、世界中の人身取引の被害者の多くは女性と子どもであり、貧困や機会の欠如などの要因により、人身取引に遭いやすい被害者を生み出しているのです。
私たち日本人には実感がないと思う人も多いことでしょう。しかしながら、搾取や虐待もごく身近にあるのです。例えば、ガールズバーという事業形態はそもそも未成年者の権利を搾取しているという範疇とも捉えられ、グローバルで見れば悪質なビジネスなのです。親が子どものために、教育という名のもと、様々な制限や決めつけをすることも、子どもの権利を搾取しているということや精神的貧困を招くことになります。
It’s a Penaltyは、オリンピック東京2020の開催の機に、東京でキャンペーンを展開中。東京メトロ、JRなどの電車内、羽田空港、成田空港、渋谷のスクランブル交差点など、各地での拡散を目にすることもできます。それは、決して他人事ではなく、すべての人にとっての権利を考える好機到来なのかもしれません。 2020 Tokyo Games – It's a Penalty (itsapenalty.org)
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